カジリンガルが実践している言語の切替方法
今日は多言語を学習るにあたり、とっても重要な言語の切替について書きたいと思います!
というのも、今週も韓国語と中国語のレッスンを連続で受講してきたんですが、韓国語から中国語への切り替えが上手く行かなくて、暴雨の中を沈みながら帰ってきたんです。
これを機に、言語の切り替えについて考える事にしました!脳科学や言語学の専門家では無いので、「へ〜」的な感じで読んでいただけると嬉しです。
優勢言語を認識する
多言語を話す状況下では言語の切り替えが必要になります。この言語を「切り替える」という事がどういう事かというと、「優勢言語を認識して他の言語を抑制する」という事らしいのです。
例えば、日本人では多くの方が第一外国語として英語を勉強しますよね?
英語を勉強して間もない頃は語彙力もないし、英語を聞いた時間も短いので英語の音にも慣れていない。当然英語脳にはなりきれず優勢言語は日本語のままです。(そんな時期に日本語と英語のどっちが優勢と考えるまでもないですね。。)劣勢言語である英語を抑制するのは容易い事でしょう。
しかし、1年もどっぷりと英語圏で生活していたらどうでしょう。目にするポスターや看板、テレビをつけても英語。人とぶつかれば”Excuse me”と言い、足をぶつければ”Ouch!”が自然と出てくる。友達と会えば”Hey, how’s going?”みたいな日常を365日繰り返す訳です。優勢であった日本語を継続的に使わない事で抑制され、英語が優勢言語として頭角を出します。そうなると、英語で夢を見たり、日本語で考える間も無く英語が出てくるようになるのです。
カジリンガルが中国語と韓国語の切り替えができない訳
言語レベルが中の下くらいで、その言語をかじっているくらいの話者を勝手にカジリンガルと(勝手に)呼ばせていただきます。上で「言語の切り替え=優勢言語の抑制」であると書きました。
それはあくまでもその言語が優勢言語になり得るまで習得したときの場合です。しかしこのカジリンガルのレベルではその言語が優勢言語の域に達していないので、中国語、韓国語共に劣勢言語のまま混在してしまうが故に発音しやすい方に言語が流れてしまうのです。特に日本語母語者だと、文法が近く4声がない韓国語に流れてしまう事が多いようです。(私もそう)まさに脳の中が中国語を韓国語のカオス状態。
今後、イタリア語、スペイン語も初めてみたいのですが、この二つの言語でも同じ現象が起きるのかな。。
カジリンガルレベルが言語を切り替える方法
韓国語と中国語がカジリンガルレベルだとうまく言語切り替えができない。じゃあどうすればいいの?となりますよね。私が実践して見た言語切り替え手段をいくつか紹介します!
女優になった気分で演じてみる
各言語にキャラクターを与え、口調をイメージしてその言語を話すときはそのキャラクターを演じます。単にカオス状態の語彙、音から一々選択して発言するよりも楽なはずです。例えば韓国語ならドラマに出てくるキャラクターからキャラを選んでも良いと思います。
韓国語:少々ぶりっ子な感じの甘えキャラ(ドラマの見過ぎでそうなった)
中国語:冗談ばかり言っているツッコミキャラ(中国に住んでいた時の中国人の友達の影響が大きい)
声質を変える
普段から読み練習や会話練習をする時に声のトーンを変える。
その言語を話したい時に声のトーンを変えて自然に切り替えよう作戦です。
韓国語:声高い(私、日本語でも声高い方なんですが、畏まった時の電話と同じくらいか。。。)
中国語:声を太い(単に低くすると言う訳ではなくて、声に厚みを持たせる。4声あるので薄い声だと発音できない)
呪文を唱える(*他言語→中国語への切り替え限定)
なんぞやという感じですが、これは中国語に切り替える時に活躍するフレーズがあるんです。
中国語を話すための口の体操です。中国で働いていた時に同僚に教えてもらいました。
四 是 四 、十 是 十、十 四 是 十 四 、 四 十 是 四 十
(4は4、10は10、14は14、40は40)という羅列。。中国語特有の巻き舌音と4声が入っています)